寺澤信洋さんの「ぶっちゃけFIRE」をご紹介

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2024年6月23日

こんにちは、ゆるりこです。サイドFIREを目指している20代の平凡夫婦です。現在の総資産は930万円です。(2024年7月末時点)

今回は、寺澤伸洋さんの「ぶっちゃけFIRE」を紹介していきます。

【寺澤伸洋さんの略歴】
東京大学経済学部を卒業後、日系メーカーで17年間勤務。その後、外資系企業に転職。2020年より書籍の執筆を開始し、2021年FIRE達成。現在は作家・講演家として活動中。

寺澤伸洋さんというお名前に聞き覚えがある方もいらっしゃると思いますが、寺澤さんといえば「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法」という本が有名ですよね。

私も1年前くらいにこの本を読みましたが、頭の良い人だな、という印象が強く残っていました。

そんな寺澤さんがFIREされたと知って、なぜか急に親近感を覚えました＾＾

それでは早速まいります。

FIREの「RE」は「Restart(再スタート)」

寺澤さんは冒頭で、
FIREの「RE」は「Retire(引退)」ではなく「Restart(再スタート)」
と「自分の人生の再スタート」であると定義されていて、とても良い解釈だなと思いました。

この本の前半部分は、生活費の下げ方、収入の増やし方、投資の仕方が詳しく解説されていました。

この本の中で特に好きな部分は、巻末の一般の方からの質問コーナーです。

そのコーナーでは、会社員なら誰しも思う不安や疑問点に対して、寺澤さん目線で的確に回答されていました。

これまでFIREに関する本を何冊か読みましたが、多くのFIRE本は節約術や投資術などFIREへの最短ルートが解説されているものばかりで少し飽きていました。

しかし、この巻末コーナーでは、これまでのFIRE本からは読み取れなかった「FIRE生活に突入するにあたっての心構え」について、文字通り、ぶっちゃけられていました。

その中から、私が特に響いた部分をご紹介します。

質問①：FIREした後の過ごし方

お悩み：締切のない中ではものごとを完成させられない
回答：
FIRE生活は、会社とは違って納期がない。
FIREはやる自由もあるし、やらない自由もある。
その自由さがFIREの醍醐味だから自分がノンストレスに過ごせることを一番に考えれば良い。

お悩み：FIREした後にダラけてしまいそう
回答：
FIREをした後はダラけてはいけないのか？
FIREした人は人生を楽しみ続けないといけないというルールを自分に課すと疲れてしまう。FIREの本質は、好きな時に好きなことができること。ダラけたければ、ダラけてもいい。
その選択肢があるのがFIRE。ダラけずに人生を充実させ続けないといけないなんて、つらいFIREだ。

上記２つの似たようなお悩みは、多くの会社員が不安に思っていることだと思います。

私もきっと「会社」という強制力がなくなったらダラけてしまい、無駄な時間を過ごしてしまいそうだな、と思います。

そして、ダラけてしまった自分を責めたり、罪悪感を感じてしまいそうです。

でも寺澤さんはダラけたければ、ダラけてもいいって肯定してくれています。

これまで休みなく働いてきた会社員にとって、ダラける時間というのは大事な充電期間かもしれません。

ダラけようと、何しようと、自分が「幸せ」と感じる生活をすれば良いと背中を押してくれています。