筆子さんの著書:「それって必要?」をご紹介

今回は、筆子さんの著書「それって必要?」をご紹介していきます。

【筆子さんの略歴】
ブロガー。1959年名古屋生まれ。
2015年2月より、ブログ『筆子ジャーナル』にて、持たない暮らし、節約、海外のミニマリスト情報などを発信。https://minimalist-fudeko.com/

私が筆子さんのブログ「筆子ジャーナル」に出会ったのは大学生のとき。

当時、部屋が片付かないことに悩んでいた私は、筆子さんに感化され、モノを減らし始めました。

雑貨や小物、靴やバックなどは順調に減らすことができましたが、洋服を買うことだけは辞められず、捨てても捨てても洋服の量は減りませんでした。

その後も筆子さんのブログを参考に、何度もリバウンドを繰り返しながら、長い年月をかけて洋服の爆買いを克服しました。2024年に入ってようやく必要最低限のモノで暮らすことができるようになりました。

筆子さんの魅力は、モノが少ないことだけではなく、何事においてもシンプルな思考であること、エコであること、健康的な生活を心がけていらっしゃることです。

最近は、筆子さんのシンプルな考え方や習慣をお手本に、必要のない思考や良くない習慣を手放して、生活をより充実させられるように意識して取り組んでいます。

この本には、モノを減らす術だけではなく、時間の使い方や生活習慣の改善など日々の生活をシンプルにしてより過ごしやすくするためのヒントが書かれています。

その中で私が響いたものをいくつかご紹介していきます。

目次

SNSをやめることのメリット

暇さえあれば、SNSをチェックしたり、ネットサーフィンをしたりして、時間があればスマホをいじってしまっている方、多いと思います。

私もつい最近までは、暇さえあれば常にSNSをチェックしていました。SNSチェックのいちばんの目的は、知っておかないといけないと思う情報を手に入れるためでした。

しかし、自分にとって必要な情報だけを手に入れることは難しく、自分にとって必要のない情報もとめどなく視界に入ってきてしまいます。知らず知らずのうちに、脳の貴重なリソースと時間が奪われてしまっているのです。

筆子さんは、情報との付き合い方について次のように語っておられます。

まずは、すべての情報を知る必要はないと知ることが大切

情報はそれを知って、自分の生活に活かしてはじめて生きるもの。

たくさん知っていればいいというわけではなく、その情報を活用すべきなのです。

筆子『それって必要?』

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インターネット上で気になる記事を見つけ、後で時間があるときに読もうとブックマークをして、そのまま何年も読まなかった、という経験はよくあるのではないでしょうか。

私も5年くらい前にブックマークしたサイトが30個以上たまっていて、何年も放置してしまっています。その中にはブックマークした後、一度も読まなかったものもたくさんあります。

人は、次々と興味の対象が移り変わっていくので、何年か経ったらもうこの情報は必要ない、という状態になっていることが多いです。

何年も読まずに放置しているということは、その情報を知らなくてもここまで生きてこれた、ということが言えます。

そう考えると、生きていくのに絶対に必要な情報というのは、案外少ないということが分かると思います。

入ってくる情報の量を制限すると、日々の生活が充実する

どんなに情報を追い求めても、絶対に追いつくことはできないのです。

相手はインターネットで、情報は世界中のありとあらゆるところから、日々怒涛のように発信されるのですから。

情報を追うのをやめ、入ってくる情報を制限したほうが、脳内に思考するスペースが残ります。

大事なのは、情報を集めることではなく、それについて自分の頭で考えることなのです。

筆子『それって必要?』

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私は最近、Xを見るのをやめました。

知りたい情報を得るためにXを利用していましたが、ネガティブな情報も入ってきて、それによってイライラしたり、気分が落ち込んだりと感情が左右されてしまっていました。

Xをアンインストールして1ヶ月ほど経ちましたが、何の支障もなく日々を過ごせているので、Xは今の私には必要ではない、ということがわかりました。

Xをやめたら、自分に関係のない情報で気分を害されることもなくなり、脳内に思考するスペースができたのか、さまざまなアイデアが思い浮かびやすくもなっていいことばかりです。

後回しグセをやめる方法

溜まっているタスクに一度手をつけたら、どんどん処理できてあっという間に終わらせられた、という経験はどなたもあると思います。

物事を後回しにせず、さっさとこなせるようになると、自由な時間が増えます。これは分かっていることですが、その一歩がなかなか出ないですよね。

筆子さんは、先延ばししないようにする具体的な方法を次のように紹介されています。

方法①:週に一度、後回しにしている用事を片付ける日をつくる

週に一度、「先延ばしにしていたものを処理する日」をつくります。

この日は、先延ばしにしていたことを意識して片付けます。

方法②:毎日気になっていることを3つだけ処理する

毎日3つ、未完了になっていることを完了させると、夜よく眠れるそうです。

毎日「3処理」すると決め、先延ばしにしていたことを日々3つずつ処理していきます。

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溜まっているタスクをこなすと、ものすごくスッキリするのはどなたも経験があると思います。

タスクをすぐに処理すれば、「あれもこれもやらなきゃ」と考えなくて済むのも良い点です。

後回しにしていることの1つ1つは、そんなに大変なタスクではないことがほとんどです。ただ、手をつける最初の一歩が面倒なのです。でも最初の一歩さえ踏み出してしまえば、作業興奮が起こり、どんどんこなしていけます。

現在は、二人ともフルタイムなので、日々仕事に行くだけで疲れてしまい、毎日「3処理」することは難しいです。そのため、方法①の「週に一度タスクを片付ける日」を決め、休みの日の午前中に集中してタスクを処理するようにしています。

でも本当は、方法②の「3処理」する方を採用して夜ぐっすり眠りたいです。毎日「3処理」するのは、時間的な余裕と精神的に余裕がない限り、なかなかできないな、と思います。

後回しグセを治したい方、上記の方法を参考にされてみてください。

毎日がつまらないを解決する方法

筆子さんは、毎日がつまらないと感じる理由を次のように述べられています。

ほしいものや状態があって、それを手に入れられないから満たされないのです。

テレビを見たり、ショッピングしたり、散歩に行ったり、本を読んだり、他の人のブログを読んだりして退屈をまぎらわすのもいいでしょう。

けれども、こういう行動は根本的な解決にはなりません。

(中略)

退屈なとき、外的な刺激を求めがちですが、答えは自分の中にあります。

自分が本当にほしいものを手に入れるために、面倒でもつらくても少しずつ頑張ると、もう少し日々が充実します。

(中略)

問題から逃げている限り憂鬱は消えません。

どんなに小さなことでもいいので、自分が心からやってみたい、と思うことをやると退屈なんて感じなくなります。

筆子『それって必要?』

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私は、家と会社の往復の毎日で、何だか心が満たされず、悶々としていた時期がありました。

今振り返ると、その時は毎晩、YouTubeの動画視聴やSNSのチェックなどで現実逃避をするばかりで、何一つ行動していませんでした。

ある時、そのような怠惰な生活に嫌気が差し、今自分ができることを少しでもいいからやろうと決意しました。

私の目標は、「発信活動で生計を立てること」です。

そのために具体的にとった行動は、「毎朝6時に起きて、家を出る8時半までブログの執筆をすること」

毎日少しずつでもいいからブログの執筆をしようと決意しました。

朝に作業をしようと決め、夜早く寝ることを徹底しました。そうしたら、自然と朝6時くらいに目が覚め、家を出るまで作業をするようになりました。

この生活を始めてから、「なんだか満たされない」という状態が少しずつ改善しました。

このことから、本質的な問題から逃げている限り、状況は何も変わらず、何らかの行動を起こすことが問題を解決する唯一の手段であるということが分かりました。

毎日が退屈で悶々としている方、目標に向かって、今できることから行動を起こしてみると少しは気分が変わるかもしれません。

最後に

今回は、筆子さんの著書「それって必要?」をご紹介してきました。

この本には、他にも物の捨て方や時間の使い方、人間関係についてなど、筆子さんならではの視点で、日常のあらゆる物事との上手な向き合い方が書かれています。読みやすい文体で書かれており、1〜2日で一気に読み終わってしまいました。

気になった方は是非一度、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?^^

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今回は以上になります。

どこか参考になりましたらうれしいです。

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